Swarm のアップグレード =============== この文書では、Swarm の以前のバージョンを最新リリースにアップグレードする方法 について説明します。過去 3 回の Swarm のリリースがカバーされており、 一番最近のリリースが最初にあります。古い リリースからアップグレードするには、下までスキップします。 まだ Swarm を使用していない場合、これらの手順はお客様には 当てはまりません。INSTALL.txt 中の手順に従って Swarm をインストールします。 注:次の手順は、OVA に適用されます。OVA’ の SWARM_ROOT (Swarm のインストールフォルダ) は、/opt/swarm です。 ただし、新しい OVA をダウンロードし、INSTALL.txt に記載された OVA 設定手順を実行することをお勧めします。これにより、 Swarm をアップグレードできるだけでなく、OVA 内の Web ホスティング環境を 更新することができます。OVA には、ディストリビューション、Web サーバー、PHP、 セキュリティ更新などが含まれます。 元の OVA’ の中から Swarm 設定をカスタマイズした場合、 /opt/swarm/data/config.php を新しい OVA 内の同じパスにコピーします。 /opt/swarm/data/queue/tokens/ に含まれるすべてのトークンファイルを、 新しい OVA 内の同じパスにコピーします。 Swarm 2014.2 OVA 以降を実行している場合、Swarm は システムパッケージを使用してインストールされており、INSTALL.txt にある パッケージのアップデート手順に従ってアップグレードすることができます。 この文書に記載されたプロセスでは、ダウンタイムの最小化を試みていますが、 Swarm ユーザーに短時間ダウンタイムが発生することは避けられません。ただし、 Perforce サービスのダウンタイムは発生しません。アップグレードが正常に行われると、 すべての Swarm ユーザーはログアウトします。 実稼働環境にて Swarm を使用している場合、まず最初に テスト用環境にてアップグレードプロセスをテストすることをお勧めします。 重要: P4PHP は、新しい Swarm リリースに含まれるバージョンにアップグレード する必要があります。Swarm が提供する P4PHP を使用するよう既に PHP を 設定してある場合は、この作業は自動的に行われます。その他の方法で P4PHP を手動でインストールした場合、以下のアップグレード手順を開始する前に P4PHP をアップグレードしてください。 2014.4 リリースから 2015.1 リリースにアップグレードする際の作業手順 ----------------------------------------- このセクションでは、Swarm の 2014.4 リリースから 2015.1 リリースへの アップグレードプロセスについて説明します。 以下の手順により、提供されるアーカイブファイルを使用して Swarm を アップグレードすることができます。SWARM_ROOT は、現在の Swarm のインストールを参照します。 1.新たにダウンロードした「swarm.tgz」を解凍します。 $ tar -zxf swarm.tgz 「swarm.tgz」に含まれるファイルは、最上位階層の「swarm-*version*」という 名前のフォルダに展開されます。ここでの「version」は、ダウンロードされたバージョンに 対応します。このディレクトリは、以下の説明で「SWARM_NEW」として扱われます。 2.「SWARM_NEW」を、「SWARM_ROOT」と同じフォルダに移動させます。 $ mv SWARM_NEW SWARM_ROOT/../ 3.「data/config.php」ファイルを、以前の Swarm から新しい Swarm に コピーします。 $ cp -p SWARM_ROOT/data/config.php SWARM_NEW/data/ 4.キュートークンのディレクトリを作成します。 $ mkdir SWARM_NEW/data/queue 5.既存のトリガートークンをコピーします。 $ sudo cp -R SWARM_ROOT/data/queue/tokens SWARM_NEW/data/queue/ 6.新しい Swarm のデータディレクトリへ、正しい所有権を割り当てます。 $ sudo chown -pR www-data SWARM_NEW/data 7.以前の Swarm を、新しい Swarm に置き換えます。 ダウンタイムは、このステップで発生します。 $ sudo apache2ctl stop; mv SWARM_ROOT to SWARM.old; mv SWARM_NEW SWARM_ROOT; sudo apache2ctl start これで完了です。 2014.3 リリースから 2014.4 リリースにアップグレードする際の作業手順 ----------------------------------------- このセクションでは、Swarm の 2014.3 リリースから 2014.4 リリースへの アップグレードプロセスについて説明します。 以下の手順により、提供されるアーカイブファイルを使用して Swarm を アップグレードすることができます。SWARM_ROOT は、現在の Swarm のインストールを参照します。 1.新たにダウンロードした「swarm.tgz」を解凍します。 $ tar -zxf swarm.tgz 「swarm.tgz」に含まれるファイルは、最上位階層の「swarm-*version*」という 名前のフォルダに展開されます。ここでの「version」は、ダウンロードされたバージョンに 対応します。このディレクトリは、以下の説明で「SWARM_NEW」として扱われます。 2.「SWARM_NEW」を、「SWARM_ROOT」と同じフォルダに移動させます。 $ mv SWARM_NEW SWARM_ROOT/../ 3.「data/config.php」ファイルを、以前の Swarm から新しい Swarm に コピーします。 $ cp -p SWARM_ROOT/data/config.php SWARM_NEW/data/ 4.キュートークンのディレクトリを作成します。 $ mkdir SWARM_NEW/data/queue 5.既存のトリガートークンをコピーします。 $ sudo cp -R SWARM_ROOT/data/queue/tokens SWARM_NEW/data/queue/ 6.新しい Swarm のデータディレクトリへ、正しい所有権を割り当てます。 $ sudo chown -pR www-data SWARM_NEW/data 7.以前の Swarm を、新しい Swarm に置き換えます。 ダウンタイムは、このステップで発生します。 $ sudo apache2ctl stop; mv SWARM_ROOT to SWARM.old; mv SWARM_NEW SWARM_ROOT; sudo apache2ctl start これで完了です。 2014.2 リリースから 2014.3 リリースにアップグレードする際の作業手順 ----------------------------------------- このセクションでは、Swarm の 2014.2 リリースから 2014.3 リリースへの アップグレードプロセスについて説明します。 以下の手順により、提供されるアーカイブファイルを使用して Swarm を アップグレードすることができます。SWARM_ROOT は、現在の Swarm のインストールを参照します。 1.新たにダウンロードした「swarm.tgz」を解凍します。 $ tar -zxf swarm.tgz 「swarm.tgz」に含まれるファイルは、最上位階層の「swarm-*version*」という 名前のフォルダに展開されます。ここでの「version」は、ダウンロードされたバージョンに 対応します。このディレクトリは、以下の説明で「SWARM_NEW」として扱われます。 2.「SWARM_NEW」を、「SWARM_ROOT」と同じフォルダに移動させます。 $ mv SWARM_NEW SWARM_ROOT/../ 3.「data/config.php」ファイルを、以前の Swarm から新しい Swarm に コピーします。 $ cp -p SWARM_ROOT/data/config.php SWARM_NEW/data/ 4.Swarm のライセンスファイルがある場合は、「data/swarm-license」ファイルを、 以前の Swarm から新しい Swarm にコピーします。 $ cp -p SWARM_ROOT/data/swarm-license SWARM_NEW/data/ 5.キュートークンのディレクトリを作成します。 $ mkdir SWARM_NEW/data/queue 6.既存のトリガートークンをコピーします。 $ sudo cp -R SWARM_ROOT/data/queue/tokens SWARM_NEW/data/queue/ 7.新しい Swarm のデータディレクトリへ、正しい所有権を割り当てます。 $ sudo chown -pR www-data SWARM_NEW/data 8.以前の Swarm を、新しい Swarm に置き換えます。 ダウンタイムは、このステップで発生します。 $ sudo apache2ctl stop; mv SWARM_ROOT to SWARM.old; mv SWARM_NEW SWARM_ROOT; sudo apache2ctl start これで完了です。